型抜きについて

世の中には様々な紙製品があります。その一点一点にデザインが存在し形があります。
紙の加工には『型抜き』という工程があり、この工程がなければ紙が形をなることができません。

こちらは型抜きをする際に使うトムソン『型』です。
木の板に金属製の刃が埋め込まれている丈夫な仕様です。
型抜きには結構な力がかかるので丈夫に作られているんですね。 

型が機械につけられて紙をセットして抜いていきます。
これは『ビク抜き』という最も一般的な型抜き方法です。

抜き機によってかなりの圧力がかかるように見えますが、あまり強い圧力がかかると刃が消耗してしまいますし
圧力が弱いと抜くことができないので、そこが職人の腕の見せ所です。
紙を使って強弱をつけて抜けるよに調節していきます。

『ビク抜き』で抜く製品としてマグネットも抜くことができます。 
印刷した刷本をマグネット加工の会社に支給し、マグネット加工後のシートを抜いていきます。

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